現代ではSNSやメールなどで手軽にやり取りができる分、手紙の希少性が上がっています。特に感謝の気持ちを伝えるお礼の手紙は、手書きのほうが気持ちは伝わるものです。
そこで今回の記事では、どのように手紙を書いたら心に響くのか、そのポイントを紹介します。
知らないと損。お礼の手紙がもっと心に響くようになるポイント
感謝を伝えるお礼の手紙ですが、ただ「ありがとう」という気持ちが伝わればいいという訳ではありません。より心に響く手紙にするポイントを挙げましたので、参考にしてください。
なるべく早く出す
お礼の手紙は感謝の気持ちを伝えるものなので、早いほうがベターです。特に「贈り物をいただいた」という場合は、無事に届いたことを知らせる意味もあります。その日のうちに電話でお礼を伝え、できるだけ早いうちに手紙を出しましょう。
可能であればその日のうちにポストに入れること。消印でいつ手紙を出したのかわかりますので、相手も感心してくれるはずです。
具体的なエピソードで親密感を
どのような文面にするかは、相手との関係性によって変わってきます。硬い文章になりがちな上司への手紙だとしても、親しくしているのであれば、親しみを込めるなど、笑顔にできるような内容のほうがよろこばれるでしょう。
また具体的なエピソードをプラスするのもオススメです。より親近感が増し、その後の付き合い方にもよい影響があるはずです。
自分らしい表現を工夫しよう
感謝の気持ちを相手に伝えるには、自分の感情や思ったことを自分らしい表現で素直に表すことです。
例えば、お菓子をいただいた場合、「子どもが争って食べていました」といったように、こちらの状況も伝わるような表現をするといいでしょう。「美味しかった」だけより、より具体的に伝わります。
キレイな字で書こう
手紙を見たときにやはりキレイな字が並んでいると、それだけでまず感動するものです。もちろん上手い下手があるので一概には言えませんが、文字をキレイに書くのが苦手という人でも丁寧に書くことはできるはずです。
印象が格段にアップ。お礼の手紙にぜひ取り入れたいちょっとした気遣い
せっかくお礼の手紙を書くのですから、失礼に当たらないのはもちろんちょっとした気遣いができると印象がよくなります。ぜひ参考にしてください。
パソコンを使わない
原則としては、ワープロやパソコンよりも手書きのほうが気持ちは伝わるものです。ただし、汚い字で書くよりは、パソコンの方がいいという場合もあります。その際は、毛筆体など手書きに近い書体を選ぶという方法もあります。
もちろん、宛名と文末の署名は必ず自筆で描きましょう。
さりげない礼儀作法を
礼儀作法の観点から言えば、喜びが重なるように二重の封筒を使うのが正解です。特に相手が目上の方なら、そうしたさりげないことにも気づくはずです。
反対に、事務的な用途で使われることの多い茶封筒は事務的なイメージがあり、相手によろこばれません。
カジュアルな手紙でも気遣いを
手紙を書くときのマナーにはいろいろありますが、特にお礼の手紙で守って欲しいことを挙げておきます。
相手を指す言葉は行の終わりにしない
相手や相手の身内の方を指す言葉が、行末に来るのは失礼に当たります。「○○さん」「○○様」「○○先生」といった言葉が行の終わりにこないように、次の行頭に持ってきて書き始めます。多少、行末が揃っていなくても構いませんよ。
自分を表す言葉は行の初めにしない
先ほどの相手を指す言葉とは反対に、「私」「僕」など自分や家族を指す言葉は、行の最初にしないのもマナーです。もし行の最初になってしまう場合には、一字分下げて書くようにしましょう。
また自分を指す言葉は、ほかの言葉よりも少し小さめに書くと「気遣いができている」と思われますよ。
感謝の言葉は行を分けない
感謝の言葉やお祝いの言葉が途中で切れてしまうのも縁起が良くありません。「ありがとうございました」「おめでとうございます」「おしあわせに」といった言葉が、2行に分かれそうな場合は、次の行に移って行頭から書くようにしてください。
五感のひとつ触感にも訴える紙質にこだわったお礼の手紙で、相手の心を動かす
ツルツルやザラザラ以外にも紙質はさまざまあり、持ったときの手触りは心にも残るものです。しっとりして落ち着いた感じだったり、光沢があってより特別感があったり。
このような紙質の用紙に、お礼の手紙が書かれていればどうでしょうか? もらったほうは、より特別感を感じ、感謝の気持ちがより印象に残るでしょう。
そうした紙質にこだわっているのが、二十一世紀印刷の「paper pad(ペーパーパッド)」です。大きな特徴は、10種類用意された個性豊かな紙質から1種類を選ぶことができることです。
例えば、「たましききっか雪」は、菊の花びら(菊花)の透かし模様が入ったファンシーペーパーです。模様の部分は、光が透けるようになっていて、裏からも模様が見られるようになっています。
しおり、案内状、メッセージカードなどの結婚式のパーパーアイテムとしても重宝されている紙です。
また、「NEW特レーブル輝き」はパール調の輝きがあり、見る角度によって色が変わって見える紙です。丈夫で、グリーティングカードや高級包装紙などにも使われます。
こうした特別な用紙を使ったお礼の手紙が届いたら、「他とは違う」といったように心に残りますよね。ぜひお礼の手紙を書くときに使ってみてください。
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まとめ
せっかくお礼の手紙を書くのであれば、より心に響くようなものにしたいですよね。感謝の気持ちを綴るだけではなく、今回紹介したようなコツをぜひ参考にしてください。
どれも簡単なものですから、すぐに取り入れることができるはずです。
また手紙の内容だけではなく、見た目や触感にもこだわりたいというのであれば、ぜひペーパーパッドを使うことも検討してください。